タッチタイピングのこつ
正しい姿勢で入力する
机やキーボードに手首が触れないよう、浮かせて打ちましょう。
手首を付けて打つと、指の可動範囲が狭くなったり、姿勢が悪くなって肩が凝ったり、疲れやすくなったりします。
- 椅子に深くこしかけ、肩の力を抜く
- 背中をしっかり伸ばす
- 肘をLの形にまげ、両手をキーボードの上にもっていく
ホームポジションを厳守する
キーボードをよくみると、「F」と「J」の部分だけ少し突起があるのがわかります。これは左手の人差し指を「F」に、右手の人差し指を「J」に置くという目印です。「F」と「J」を起点に小指までの指を順に左右にキーに配置します。これが「ホームポジション」と言われるタイピングの基本の位置です。
- 左手:[A] [S] [D] [F]
- 右手:[J] [K] [L] [;]
「H」・「G」のキーや、上に2段、下に1段あるキーはホームポジションの指の配置にそって入力します。キーを押したらホームポジションに戻す。というコツを守るだけで、正確なタッチタイピングを行うことができるようになります。
<ポイント>
人差し指は、他の指を動かす時には動かさない
人差し指を動かす時は、他の指を動かさず、キーを押したらホームポジションに戻す
キーボードを見ないで入力する
キーボードの配置を覚えていない段階では難しいですが、最初は文字を正しく打つことよりキーボードを見ないで入力することを優先し、視線を画面に固定するよう心掛けましょう。
毎日練習する
タッチタイピングは練習しなければ習得できないスキルです。ルールに従いコツコツと継続して練習することにより必ず上達します。しかし、練習しない日が続くと、せっかく覚えた指の位置があやふやになってしまいます。
短時間でも毎日正確に打つ練習を行うことで上達スピードが格段に違ってきます。
タッチタイピングに慣れてきたら、次に精度とスピードを上げることを目標に引き続き練習をしましょう。
タッチタイピングの重要性
画面を見たまま入力できるタッチタイピングをマスターすると、PCに向き合っている姿がかっこよく、仕事ができそうなイメージを持たれるだけでなく、業務をこなすために欠かせない利点が生まれます。
誤字脱字が少なくなる
キーボードを見つめながらの入力では、どうしても入力を終えてからのチェックになるため見落としも出てきます。タッチタイピングをすると、自分の入力している文字が目の前に見えるので、誤字脱字をした場合もいち早く修正ができます。 入力と同時に誤字脱字チェックができるのは大きな利点です。
時間的効率アップ
頭の中にある自分の入力したい文章を形にするのに、いちいちキーボードで文字を追っていては時間効率がものすごく下がってしまいます。タッチタイピングをすると、視点がキーボードと画面の往復をしなくてもよくなり、文章入力の時間効率を一気に上げることができます。
集中力向上
タッチタイピングができると集中力が高まり、業務効率を上げることができます。 自分の入力している文字が見える状態から視線をそらさずに済み、余計な情報を視覚的に入れずに入力に集中できるためです。